Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

ADAGIO

ADAGIO(France/仏)

#2086 / SANCTUS IGNIS / 2001

★★★★

画像の説明

フランス産ネオクラメタルバンドのデビューアルバム。果たしてその実態は…フランス人ギタリスト、ステファン・フォルテのプロジェクトでした。ベーシストは固定で、その他のメンバーは代わりがち。今作のメンツ。シンガーにPINK CREAM 69のデビッド・リードマン。少々ワンパターンながら、ネオクラ楽曲に合致した力強い歌唱を聴かせる。2枚で脱退。鍵盤にはMAJESTICのリチャード・アンダーソン。お得意のバロック調で華を添えるどころか、バンドの音を決定づける活躍っぷり。パイプオルガンやチェンバロを駆使した荘厳な教会音楽的雰囲気がジャケに描かれている世界観(ラテン語のアルバムタイトルは「聖なる篝火(かがりび)」。ちなみにバンド名はイタリア語の速度記号”ゆっくりと”)そのもの。参加したのは今作のみ。ドラマーにはELEGYのダーク・ブルイネンバーグ。プログレハードな楽曲をしっかりサポートしてますが、この人も2枚で脱退。そして中心人物のステファン・フォルテ、インギーとはまた違ったネオクラギタあるーというか、もっと近代的で引き出しが多い気がする。むしろ鍵盤の方がネオクラ度高め。お約束のGとKeyのバトルは中東音階が印象的な中盤のインストで。あとはLED ZEPPELINの”移民の歌”をカバー。ところがどっこいインストです。荘厳なイントロダクションから、ヴォーカル代わりのギターソロが炸裂します。そしてエスニックメロ再び。オリジナルより2分ほど尺が長いし「アアアーア」の有名メロがなかったらZEPかどうかもわからないけど、これまた良くできている。というわけで個人的には楽しめたアルバムです。特に前半は曲が長めなのだが、聴きどころが多く飽きる場面はなかったね。さてお気づきか?実は多国籍バンドなのですよ。ギターがフランス、ヴォーカルがドイツ、鍵盤がスウェーデン、ドラムがオランダ。3rdはREVOLUTION RENAISSANCEのシンガーに交代しますがね、これまたブラジル出身…とことん多国籍、遂には南米か!?



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