BAD MOON RISING
BAD MOON RISING(US/米)
#1805 / BAD MOON RISING / 1991
★★★★
マーク・エドワーズの事故でLIONが解散した後、ヴォーカルのカル・スワンとギターのダグ・アルドリッチが結成したバンドのデビュー・アルバムです。LIONのために書かれた3曲を含んでいるので当然ですけね、LIONの延長線上にあるブリティッシュHRです。さすがにメジャー感はあると思うが、よくあるパターンでもあり、少々インパクトには欠けますかね。LIONもそんな感じだった。カルのデビカバ臭薫る男前ヴォイスと、時にエモーショナルでセンス溢れる多彩なダグのギター、これらを堪能するのが正しい聴き方でしょう。主役の2人が目立ったらそれでよし。リズム・セクションはダグとカル双方の人脈より、HOUSE OF LORDSのケン・メリー(CHASTAINやIMPELLITTERIほか)とチャック・ライト(QUIET RIOTほか)です。他、ファストチューンの”Built for Speed”のギターソロはマイケル・シェンカー。それっぽいとは言い難いが弾き倒してるよ。バッキング・ヴォーカルにロビン・マコーリーの名前もあるね。カル・スワンはバンド解散後に引退。ダグは自身のバンドBURNING RAINを経てDIOそしてWHITESNAKEと、HR/HMの天辺に昇りつめております。2nd「BLOOD」も聴いてみたけどそれ以降は未聴。