BROKEN HOME
BROKEN HOME(UK/英)
#177 / BROKEN HOME / 1980
★★★★★★
MR.BIG(アメリカの有名バンドとは別のUKバンド)解散後、ディッケンとベーシストのMR.BIG組を中心に結成されたバンドのデビューアルバムです。ディッケンのバンドだよと師匠が聴かせてくれました。楽曲はMR.BIGほどバラエティに富んではいませんが、個人的にはこの声が聴ければいいのさ。もちろん唯一無二の歌声は健在。いや、曲も十分素敵ですよ、振り幅が小さくなったというだけ。そう考えるとMR.BIG最初の2枚は、実にカラフルな作品でしたね。ジャンル分けするのが難しいバンドでもありました。そういう意味ではBROKEN HOMEは方向性が定まっているとも言えるのかな。速攻でダビングしたテープは、しばらくの間ヘビロテでした。よって今作も全曲懐かしい。”Stop Looking at Me”、”Shooting All the Lights Out”、”No Chance”、”Death of Gog”、”Mona Lisa”(名バラード)、”Shot Over Hill”、”Run Away from Home"、”Jerusalem”、”The Birds Has Flown”、”China in Your Heart”の全10曲。すべてでディッケンのあの声が堪能できます。さりげないレゲエのリズムやコーラスワークもいい。大好きな1枚です。さて、今作をリリースした80年にはレディング・フェスティバルにも出演したらしいBROKEN HOMEでしたが、2枚のアルバムを残して解散します。解散後のディッケンは、ソロ活動を経て89年にMR.BIGとして再始動。この時すでにUSバンドの方がビッグになっており、MR.BIG UKと名乗ることを余儀なくされます。そして再びフェードアウト。画家として活動したりしていたらしい。2005年にMR.BIG再々始動、2007年にDICKEN名義のベスト盤「From Mr.Big to Broken Home and Back 1977-2007」をリリース。ファンとしては一応ゲットしましたが…ソロ時代の曲も新曲も、それほどではなかった。曲調も、声の張りも、さすがに往年のソレではなくなってしまった。年相応の変化だからね、こればかりは仕方ない。2011年リリースの「BITTER STREETS」が目下の最新作ですが未聴。このぶんだと最終作になりそうだし、そろそろ聴いておきますか。
#478 / LIFE / 1981
★★★★★
本編よりボートラの方が多かったりして。
さすがボートラ、クオリティはあからさまに低いっす。
でもね、ディッケンが歌ってればそれでいい。それだけでいい。