FIREWIND
FIREWIND(Greece/希臘)
#1951 / ALLEGIANCE / 2006
★★★★
新世代ギタリスト、ガス・G率いるパワーメタル・バンドの4thアルバムです。50代以上のHRファンならこのバンド名からELECTRIC SUNのアルバムを想起するでしょうが、想像通りそれが由来らしい。ウリ・リスペクトということかな。今作からシンガーがアポロ・パパサナシオに交代したってことで購入してみた。MAJESTICやTIME REQUIEM、つまりはリチャード・アンダーソンとの仕事で世に出てきたシンガーだね。曲はほぼ正統派のパワーメタル、曲構成もギターソロも歌メロもあまり捻っていない。サビメロは基本的にキャッチ-だったりする。やっぱアポロのソウルフルな歌唱はいいね。時折人見元基みたいな歌いまわしがあったりして、大きく括れば同じタイプのシンガーなんだね。コーラスと同時進行でサビメロを歌うパターンはロブ・ロック的だと思いました。タラ・テレサという女性シンガーとのデュエット曲”Breaking the Silince”が良かった。ちょっとEVANESCENCEが思い出されたけど。あとは”Dreamchaser”(唯一ドラマーの曲)も良かった。ガス・Gも適度に目立っており好印象。