GLORY
GLORY(Sweden/瑞典)
#1846 / POSITIVE BUOYANT / 1993
★★★★
ヤン・グランウィック(G)のソロプロジェクトが、強力なシンガーの途中参加により変則アルバムになってしまったと。急にバンドっぽくなったからGLORY名義になったと。よって、収録曲の2/3がインストです。シンガーはいるけれど…しかもヨラン・エドマンだけど、ギタリストのソロ・アルバムみたいなテイストなのは仕方ない。概ねギターの音色があまり好みじゃないかな。オリジナルインスト”Arabian Rock Mode”はリフがMOXYの”Moonrider”みたいで面白かった。クラシックのカバーは有名どころばかり。まず超有名オルガン曲、バッハの”トッカータとフーガニ短調”は、個人的に映画「ピンクパンサー3」のドレフュス(ハーバート・ロム)を思い出してしまう。続いて、リッチー先生でおなじみのペール・ギュント”山の魔王の宮殿にて”。そしてクロード・ルルーシュ監督作品「愛と哀しみのボレロ」も懐かしい”Bolero”ですが、オリジナルの徐徐に盛り上がる感動はない反面、短めだから飽きないし、各パートの変則的な拍子がわかりやすくて面白く聴けました。