JEFF WATSON
JEFF WATSON(US/米)
#1583 / LONE RANGER / 1992
★★★★
NIGHT RANGER解散後にシュラプネルからリリースされた1stソロアルバムです。元NIGHT RANGERのソロだからLONE RANGERってのは中々洒落てるじゃないか。もっとも、そうなるとブラッド・ギルスのソロもLONE RANGERってことになっちゃうけど(笑) ジェフ・ワトソンの伝家の宝刀エイト・フィンガー奏法の小曲でアルバムは幕を開け、聴き手の期待に早速応えてくれます。続く実質的1曲目にはサミー・ヘイガーがスキャットで盟友ブラッド・ギルスがギターでそれぞれ参加。2人が参加してなければ普通のインストですが。そして次がアルバムのハイライトでしょうね。アラン・ホールズワースと共演です。両者ともにそれぞれの個性で弾きまくっていて爽快だ。その他ゲスト陣は、ギターにスティーヴ・モーズ、ドラマーではスティーヴ・スミスにカーマイン・アピス、ベースがボブ・デイズリーといった人たち。全体的にハードロック一辺倒じゃないところがいいね。お得意のアコギ曲も適度にちりばめられており効果的に機能してます。スピードチューンとしてはRIOTの“Narita”みたいなイントロリフが耳を惹く“Osaka Rocka”が面白かった。成田→大阪、タイトルから察するに、故意にやったのは間違いあるまい。RIOT世代だな。