KALMAH
KALMAH(Finnland/芬蘭)
#1690 / SWAMPLORD / 2000
★★★★
前身バンドの結成が91年で、当時はスラッシュメタルを演っていたとか。バンド名を改めてメロディックデスに宗旨替え。これがそのデビューアルバムです。G/VoとリードGが兄弟。アモット兄弟パターンですか。さすがベテラン、デビュー作とは思えない出来栄えです。高音混じりのデスヴォイスは殊の外聴きやすい。何故か?リードギターの主張が凄まじいから(笑) もうね、執拗にヴォーカルの上に被せてくるわけ。兄弟じゃなかったら掴みかかってるところ、と言いたいところだが実際にはツインギターだったりするから半分は自ら被せてることに。ほぼ全編そんな感じ。ヴォーカルが歌ってる間はバックでリフ…とはならず、その曲のテーマメロみたいな旋律を大音量で奏でている。VoとGの役割の逆転現象です。ギターがメインでデス声は演奏(バッキング)の一部みたいな。ただね、それが個性的でありまして、何よりギターが上手いからね。ソロパートはソロパートで弾きまくってますよ。ギターヒーローのソロアルバムの如し。どうやら2nd以降の評判は微妙なので(聴いてないのに申し訳ないです)コレが必聴盤ということで良さそうだよ。