KATE BUSH
KATE BUSH(UK/英)
#747 / THE KICK INSIDE / 1978
★★★★
こういう声もアリなのかと思った衝撃のデビューアルバム「天使と小悪魔」です。邦題も素敵じゃありませんか。最初に買った日本盤のジャケは本人の写真に差し替えられたモノでした。キュートな容姿で、それはそれで良かったんだけど…。おかげで後日ジャケ違い(オリジナルジャケ)の同じアルバムを知らずに買ってしまったというほろ苦いエピソードが追加され殊更思い出深いアルバムになったのでした。中古で500円くらいだったから「アートワーク代と割り切ろう」と自分を納得させたよね。皆さんも気をつけて!「恋のから騒ぎ」のテーマ曲をご存知か?一度聴いたら忘れられないあの曲はコレに収録されている“嵐が丘(Wuthering Heights)“だよ。
#1125 / THE DREAMING / 1982
★★★★
多重録音による実験的な内容がプログレッシブと評される4thアルバムです。プログレと言っても10CC方面のヤツね。スタジオワークで練りに練ってくパターン。しかしどうだろう?楽曲は凝ってるかもしれないが、歌の魅力がイマイチなので油断してると聴き流しちゃってるかも(笑) つまり今回は意図的に声も楽器の一つとしたんだね。録音技術の向上に合わせてそういうのがやってみたくなったんでしょ。確かに色んな歌い方を披露してます。叫びに近い歪んだ声まで。美しいジャケと相俟ってその辺りが「狂気」とも評される所以でしょう。その「狂気」と「多重録音」を堪能するにはヘッドホンで聴くのが正解かな。それも複数回。聴く度に新しい発見があると思います。