Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

LILLIAN AXE

LILLIAN AXE(US/米)

#587 / POETIC JUSTICE / 1992

★★★★

Lillian Axe poetic justice2 (320x320)

前作「LOVE+WAR」が名盤とされる場合もあるようですが、イチオシはこの3rdアルバムとしておきましょう。“See You Somebody”と“The Promised Land”(キング牧師との関係は不明)という美しいバラードがポイントでしょうか。グラムメタルにカテゴライズされるバンド本来の持ち味とは違ったところで好評を博してしまったね。もちろん他にもいい曲があるんだけどね。総じてキャッチーさとハードさの塩梅が絶妙なアルバムだと思います。今回のカバー曲はBADFINGERの“No Matter What”ですが前作のGIRLのカバーより嵌まってると思います。バンドのカラーに合ってるね。まあ元曲がいいからね。ベタな選曲と言ってしまえばそれまでか…。残念なのはご覧の通りのジャケ。コレはどう考えてもダメでしょう。再発の際には是非差し替えて頂きたい。無地にバンド名とタイトルだけの方がまだマシだと思う。一旦終止符を打つ次の4thも良かったね。再結成後のアルバムは未聴でございます。



#1220 / PSYCHOSCHIZOPHRENIA / 1993

★★★★

Lillian Axe psychoschizophrenia (320x320)

これまでと雰囲気が異なる4thアルバム「サイコスキゾフレニア」です。まず音が、いい意味でカラッとしてます。当時流行りのグランジ風メロというより、グラムロックの要素が前面に出た感じだ。単純なギターリフで盛り上げる手法が今さらながら良いです。古臭いリフが逆に新しい。個人的なイチオシはぶっちぎりで“Deep Blue Shadows”だね。導入→展開→サビ→ギターソロ、こういうベタな展開で盛り上がる曲が大好物なんだけど、コレはその部分がハッキリしていて好き。当時テープに編集してヘビーローテーションでした。アコースティックバラードの“Needle and Your Pain”も、珠玉の歌メロではないかもしれませんが、プログレッシブな雰囲気が漂っていて良い。このバンドはB誌の某氏のせいでバラードばかりがクローズアップされてましたが、ギターが結構いいフレーズを弾きまくってるところが肝。もちろんお得意の美旋律もそこかしこにあるけれど、美しいキラーチューン…今回は無いか。その他ボートラとしてHEARTの“Here is Christmas”のカバーを収録。コレは可もなく不可もなし。方向性で意見がまとまらなかったのか、とりあえずコレで一旦解散となりました。この路線でイケてるけどね。



#1220 / LOVE AND WAR / 1993

★★★★

Lillian Axe love and war (320x320)

美しいジャケの2ndアルバムです。個人的な目玉は良くも悪くもGIRLのカバー“My Number”だね。イントロを聴いた時にはさすがに「おっ!」と聴き耳を立てましたが、その場のノリ重視な仕上がりでカバーとしては普通の出来。こういうのが好きだったのかと意外には思ったけどね。まあ楽しげな様子は伝わる。多くのカバー曲がそうであるようにオリジナルを超えるのは稀なのだ。あとはOZZY OSBOURNEを髣髴とさせる“The World Stopped Turning”が雰囲気があって良かった。持ち味炸裂の“Diana”も好きだな。一般的にはバンドが得意とするバラード系の“Ghost of Winter”が名曲と言われている。いい歌メロだとは思うけど、次作収録の“Promised Land”の未完成ヴァージョン止まりってとこじゃない!? というわけで、割と評価の高いアルバムらしいのだが…この後の作品の方が好きだから…佳作ということで。今さらながら名作3rdはジャケだけが残念だった。このジャケこそがふさわしいでしょう。なかなかうまくハマりませんな。



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