NEIL ZAZA
NEIL ZAZA(US/米)
#1596 / TWO HANDS, ONE HEART / 1992
★★★★
どの程度関わっているかは不明ですがデヴィッド・T・チャステインに見出されたとのこと。これ以前にZAZAというバンドで活動していたギタリストのソロデビュー作です。ギターヒーローが続々登場していた当時の基本路線で、とりあえず弾きまくってます(笑) 自分ではギターインストに寛容な方だと思ってるんだけど、1枚通して聴くのはちょっとキツいタイプ。そんな中、終盤に繰り出されるグレン・ミラーの有名作品群をアレンジした“Miller’s Atomic Mood Swing”は面白かった。遊び心は大事だね。ファンキーなカッティングも必殺技のようで、それもグッド。楽曲に変化を持たせワンパターン化の歯止めに。自宅で録音したとかでとにかく音質が悪いのが最大の弱点か。肝心のギターの音までもチープで、確かなテクニックかどうかも不明瞭。コレじゃどんなギターを使っても意味ないわな。全体的にモヤっとしており、ギターインストの爽快感がイマイチです。音質には拘らず単純に速弾きが聴きたいなら今作でもいいけどね…一般的に評価が高いのは「音質向上」「楽曲重視」と言われている2ndや3rd(いずれも未聴)みたいだよ。