ROSICRUCIAN
ROSICRUCIAN(Sweden/瑞典)
#716 / NO CAUSE FOR CELEBRATION / 1994
★★★★★
ヴォーカルは先輩スラッシャー達の如き吐き捨て型。音程を気にしてないのは許せないけどこもり気味の声質だから喧しさはあまり感じないかもね。演奏のベースはデスラッシュ。テクニカルなギターソロはメロデス。ところがこのバンドのポイントはそこじゃないのね。ほぼ100%間奏部分に美味しい展開(リズムチェンジやクリアトーンのギターソロや東洋音階など)があるのよ。CYNICやWATCHTOWER的な部分もある。だからこの手の音楽が苦手な年寄耳でも楽しく聴けちゃうわけ。“おそうじオバちゃん”のカラオケみたい(笑)な曲でアルバムを締めくくろうと思うかねふつう…。ただ者じゃないよね。AT THE GATES周辺で生まれた音なのは間違いないでしょう。なんか色合いとかごちゃごちゃした具合とかジャケも似てるんですけど~。