SLIPKNOT
SLIPKNOT(US/米)
#1967 / VOL.3:(THE SUBLIMINAL VERSES) / 2004
★★★★
1st~3rdまで聴いてみた限りでは、この3rdが一番良かったかな。ヘヴィ一辺倒ではないところがね。全体的に暗めではあるけれど、5曲に1曲くらいのペースで繰り出される静のパートが効果的だ。ストリングスを伴うアコースティック楽曲”Circle”や”Vermilion Pt.2”あたりが当該曲であり、メロがちょっと弱いと感じるが雰囲気はバッチリ。そもそもイロモノ扱いしてたからね、見直したよ。激しい曲と静かな曲とのコントラストが魅力的な1枚かと。その静かな曲が所謂オルタナティブロックというジャンルであるならば、こういう使い方はアリかも。実は新たな可能性なのでは!? オルタナティブそのものには興味がないし、ヘヴィロックの連続もキツい。しかしこの合体は、プログレッシブと呼んでも差し支えないくらい画期的な気がするのだが…一般的なファンからはあまり人気がない作品みたいだね。メンバーは#0~8までの9名で、新しめのメタルの要素なら何でもあり路線の集団。本来ならデビュー作を載せたい(ジャケ的にも)ところでしたが、それはまたいずれ。