THEATRE OF TRAGEDY
THEATRE OF TRAGEDY(Norway/諾威)
#1429 / VELVET DARKNESS THEY FEAR / 1996
★★★★
ゴシックメタルバンドの、まだデス要素が残っている頃の2ndアルバムです。女声ソプラノと男声デスヴォイスを混在させる“Beauty and the Beast”vocalsの創始者なんだとか。概ねデスよりゴスの要素が多いです。こうなるとデス声の必要性が疑問視されちゃうってのも王道パターンで(笑)実際この作品を最後に姿を消します。ゆえに多少なりともメタル寄りのゴシックメタルが聴きたいならデビュー作かこのアルバムでしょう。ジャケの美しさなら断然こっち、音楽的には1stの方が好みかな。美しい音楽も好きだけどね、ゴシック系はどうしてたって暗さが勝ってしまうから、それが大丈夫な人じゃないとお勧めできません。個人的なハイライトは5曲目の“And When He Falleth”の途中に登場する、男女のセリフの掛け合い場面でした。想像するに…暗黒の世界に堕ちていくんでしょうな。いわゆる堕天使の話?