VENI DOMINE
VENI DOMINE(Sweden/瑞典)
#2045 / FALL BABYLON FALL / 1992
★★★★
クリスチャン・プログレッシブ・ドゥーム・メタル・バンド(wiki調べ)のデビューアルバムです。バンド名ヴェニィ・ドミィニの意味は、ラテン語のミサ曲にもある「主よ、来たりませ」だそうで、さすがクリスチャンといったところ。同時期に元CANDLEMASSのシンガーが結成したMEMENTO MORIなんてバンドもいたけど、こちらもラテン語ながらその意味は「死を忘ることなかれ」とのこと。購入理由は、ジャケおよびレーベルがテイチクだったから。以下は帯タタキより一部抜粋。「ドラマチックな展開、荘厳かつメロディアスなサウンド」。プログレッシブたる所以は、曲の長さにあり。全7曲で8分超が3曲、最も短い曲でも7分弱、ラストには21分超の組曲。とはいえそこまで派手な展開はないかも。雰囲気で聴かせるタイプに近い。ジェフ・テイトばりのハイトーン系シンガーと正式メンバーではない鍵盤が活躍してます。個人的には#6が一番良かった。諸々QUEENSRYCHEに激似なところがいい。ラストの組曲もそれなりなのだが、ここまで長くするだけの説得力には欠ける。ジャケがPRAYING MANTISやMAGNUMで有名なロドニー・マシューズなのね。アルバムタイトルどおり、神への冒瀆の象徴であるバビロンの塔(バベルの塔)が崩れ落ちてますな。