JANE'S ADDICTION
JANE'S ADDICTION(US/米)
#1543 / NOTHING'S SHOCKING / 1988
★★★★
オルタナティブ・ロック・バンドということらしいが、レッチリなんかとは随分印象が違うね。メタルファンクというのを標榜しているとか。ラップ的な要素が無いってとこがメタル耳にもすんなり馴染むのだと思われる。知的な歌詞がバンドのポイントらしいが、そこは抜きにしてもコレはいいアルバムだ。いわゆるミクスチャー系のはしりだよね。ハードロックとファンクとサイケのミクスチャーでしょうか。絶妙な塩梅に仕上がってるじゃないか。個人的に最大のポイントはヴォーカルの声質。ハイトーンで妖艶。ダブルトラックかな。ペリー・ファレル(Vo)が考えたであろう歌メロもいいです。曲もバラエティに富んでおり、飽きることなく聴けました。オープニングの“Up the Beach”のメロに期待を煽られる。映画「ナチュラル・ボーン・キラーズ」で使われた過激な曲。明るい曲。後のLOVE/HATEに通じるグラムでファンクな要素が好きだ。声質は違えど、ジジィ・パールおよび同バンドとの共通点を感じました。