KING'S X
KING'S X(US/米)
#1798 / KING'S X / 1992
★★★★
ベース&ヴォーカルのダグ・ピニック ギター&ヴォーカルのタイ・テイバー他1名の3ピースバンド。敬意をこめてミュージシャンズ・ミュージシャンと呼ばれているとかいないとか。メタル系トリビュート・アルバム等でもちょいちょい見かける気がする実力派。秀逸なジャケにそそられて数枚(2ndを除く1stから5thまで)聴いてみた結果、総じて趣味が合わない事が判明したのですが(気付くの遅っ)、そんな中でいちばん良かったのがバラエティ豊かな楽曲が楽しめるこの4thアルバムでした。ベーシックな部分はハードロックで、そこにファンクを始めとする様々な要素が加わるパターンですが、そのブレンド具合が絶妙なわけね。印象的なメロが散りばめられた洒落たハードロックと言ってもいい。1曲目のリフからして不思議な感覚ですわ。3曲目のギターも風変わり。7曲目はビートルズ的。ヴォーカルラインやコーラスの具合がHAREM SCAREMに似てると思うんだけど、どうかな?